2交替制のメリットとデメリット

看護師の勤務体制にはいくつかの種類があり、多くの医療機関で導入されているのが2交替制です。2交替制の勤務体制には、まとまった休みが取りやすいメリットがあります。また、時間を有効に使えたり、仕事の拘束時間が長いことから、まとまった仕事を一気に片付けたりできるのもポイントでしょう。

例えば、2交替制で夜勤をした場合、夜勤明けから翌日の休日で、2連休のような状況を作り出すことが可能です。そのため、日勤・準夜勤・深夜勤で構成される3交替制では、なかなか取りづらい連休を取りやすく、休日をしっかり有効活用できます。

また、何度も職場と行き来する必要が出てくる3交替制より、2交替制の方が通勤にかかる時間を節約できるでしょう。その結果として、有効活用できる時間が多くなり、プライベートの時間を確保したり、用事を済ませたりしやすくなるのです。

さらに、2交替制は夜勤の拘束時間が3交替制よりも長くなりますが、その分仕事を片付けやすい点が挙げられます。ただし、仕事の拘束時間が長いことはメリットばかりではなく、デメリットも出てくるのが実情です。

2交替制のデメリットとしては、患者に急変が起きたり、休憩が取れなかったときにかかる負担が大きくなったりする点が挙げられます。拘束時間が長いため、仕事が終わる頃には集中力が途切れやすくなっていることもあるでしょう。医療ミスや何らかのトラブルを起こしてしまうリスクが高い点にも、注意が必要です。